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【インタビュー】OMIT From Prefab Sound Pro.

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2018年1月5日、Prefab Sound Pro.(PSP)というHIPHOPクルーが初のフルアルバム『Skit』を発売した。音源はもちろん、アパレルの展開も積極的におこなっている。今回はその成り立ちから、どこにむかっているのかをリーダーであるOMITさんから話を伺った。

なぜ小屋なのか

ーーOMITとはどんな人なのでしょうか

肩書きとしては一応DJです。トラックメイクや、アパレルブランドの立ち上げ、イベントオーガナイズ、クルーの立ちあげなどプロデュース的な立ち回りをしていることが多くなってきています。

ーーいわゆる裏方的な立ち位置にいることが多いのでしょうか

そうですね。基本的にはコレがあったらおもしろいのになと自分で考えて企画を立てるところが好き。逆にそれを進めるところが苦手な気もします。なので、別にラップはやりたくないんです。家族にばれたら大変じゃないですか。一生残りますし。

ーー気持ちはわかります。ラップよりも先にDJをやっていたんですか?

DJです。というか、高校生のときは学校にぼくを含めて2、3人ぐらいしかHIPHOPを聞いている人間がいなかったので、布教活動をしていました。学校はもちろん、洋服屋においてもらったりとか。

ーー高校生で洋服屋においてもらうっていう行動力がすごい!

K DUB SHINEさんがHIPHOPのMIXは服屋におくんだよってインタビューで書いてあったから「そうなのか」と思っておいてもらってました。

ーー素直な性格なんですね。それから成長して、東京に出てくるんですか。

そうなんですけど、その前に小屋に住んでたんですよ。何言ってるかよくわからないとおもうんですけど、中学、高校とHIPHOPを聞いていて人生が狂ったと思っていて。単純に大学にいくビジョンがもてなかったというのもあるんですが、やっぱり音楽やりたいなと。ただ、高卒だとよろしくない気もしたので音楽系の専門学校に進学したんです。完全に軟着陸ですよね。

その後、専門を卒業して、就職をするでもなく実家にいたんです。そしたら妹が大きなってきたこともあって、部屋を明け渡せとなり、「庭にプレハブ小屋を立てて住むしかないぞ」と半ばおどしのようなことを親からいわれました。「あー、それもありか」とぼくは思ってしまって、小屋に住むことになりました。

ーーどっかのアフロの漫画みたいですね。その小屋がPSPのアパレルになっている小屋ですか?

モデルはそうです。ドアの位置が違ったりはするんですが、着工から半日でできたぼくの小屋がモデルです。電気も通ってるし、ネットは母屋からもれているWiFiをジャックしてインターネットができたので全然暮らせたんですよね。


※小屋T購入者の一例

小屋から始まるHIPHOP

ーーその後はしばらく小屋での生活が続くんでしょうか。

続きます。前後するんですが、高校時代にmixiを通じてRIPERというラッパーとつながり、らっぷびとと知り合ったりを経てマルチネレコーズができて、こういうことがやりたい! ネットでなにかを発信したい! と思うようになりました。だいたい2010年ぐらいにぼくも東京に移って、PSPができるんです。

ーーそういう経緯でPSP がはじまるんですね。その後活動は順調で現在にいたると?

いえ。一時は6MC 2DJの大所帯になるのですが、ぼくの中ではネットレーベル的な意識でやっていたので、人があつまればみんな好き勝手にトラックだったりDJMIXをあげるとおもっていましたが、そうではなかったんです。結果「なんのためのクルーかわからない」といったことでひとりずつ、どんどん減っていきました。

その時にKidという人情味のある男が、ぼくがシーンから消えてしまうのではないかと危惧して「おれがPSPに入る」といってくれました。そこから完全にクルーが始まった感じです。

ーーなるほど。言うなれば今は第二世代的なことになるんでしょうか。

そうですね。その後はライブや、EPのリリース、アパレルブランドを始めることになります。2016年ぐらいまでは服ばかり作っていましたけど。

2018年、フルアルバムをリリース

ーーそして、とうとうフルアルバムをリリースしたと。どういったコンセプトでこのアルバムはできたのでしょうか。

表現したかったものとしては、俺たちひょうきん族です。ひょうきん族は行ったら素人みたいなもので、今のお笑いのレベルからすると、すげえつまんないんと思うんですけど、仲間内のノリだけで展開して行って、最終的にEPOの「DOWN TOWN」というおしゃれなシティポップで終わる。ただ、身内ノリをガンガン出して、台本もないようなラフな感じで笑ってるだけが収録されてるっていうのはすごくHIPHOPと親和性が高いと思っています。そしておしゃれに若者の文化であるということが表現できればと思っています。

小屋で育った音楽をひっさげて、インターネットにのせて届ける若者のおしゃれな笑いで構成されたアルバム「Skit」。全国流通も果たし、多くの若者へと届いていることがわかる。エモくもなれるし、PSPといっしょに酒を飲んで遊んでみたいと思えるアルバムだと感じたので、気になったかたはぜひ下記から視聴、購入してほしい。


なんとアルバムの外装はダンボール。組み立ては手作業というDIY精神にあふれたパッケージだ。

メジャーではないけど楽しくてかっこよくておもしろいステキなものはたくさんある。そういうイケてるものや人が集まる場所がストリートだ。いちど気がついたら忘れられないものがきっと見つかる。イケてるヤツらが集まる裏路地Backstreet

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