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【インタビュー】BUDDHAHOUSEが主催するレーベル「FRUIT PARLOR」とは

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BUDDHAHOUSE(DJ/Producer)
北海道出身、東京在住。

スーツ姿でDJをするBUDDHAHOUSEの姿を見たことがある人も多いのではないか。今回はBUDDHAHOUSE自身についてはもちろん、彼が起こしたレーベル「FRUIT PARLOR」についてインタビューを行った。

ーー現在の活動拠点は東京?

現在は東京在住。ただ、北海道でも1、2ヶ月に数回はDJやらせてもらってるので完全に離れてやってるって感覚は無いです。どちらでも活動できていると双方の状況が確認できるので、ひとつの強みでもあるのかなと思います。

ーー東京に住んでると北海道のリアルタイムな情報ってあんまりこないですもんね。逆もしかりですが。東京進出のはじまりはなんのイベントだったんでしょうか。

2013年12月に渋谷のLOUNGE NEOで開催された「BASS GORILLA」というTREKKIE TRAX主催のイベントが東京での初出演です。同年9月に札幌でPARKGOLF、DJ YEN、Qrion、Ninja Drinks Wineたちとパーティを打って、その時にFOGPAKから主宰のRedcompassや、当時FOGPAKにトラック提供していたLicaxxx、Hercelot、TREKKIE TRAXからSeimei、Carpanter、Andrewらを招いてパーティをやったので、そのお礼のような形で呼んでもらったのが「BASS GORILLA」ですね。

ーーなるほど。その時からスーツをきて出演していたのですか?

スーツは2009年ぐらいから着ています。もうすぐスーツ10周年ですね(笑)

ーーなぜスーツで出演するように?

当時お客さんや先輩からなかなか顔を覚えてもらえなくて。アンダーグラウンドな現場でやってたのもあって、スーツで出演したら周りにそんなやついないし覚えてもらえるんじゃないかと思って着てたのがキッカケですね。スーツ着るような仕事には全然就いてないんですけど。

ーー東京に拠点を移したのはいつですか?

2016年の11月に越してきたので、だいたい1年半ぐらいです。

ーーPARKGOLFさんと同居されていたとか。

同時期にPARKGOLFも東京に拠点を移して、家が決まるまでの間までという約束で同居してたのですが、あいつは結局8月まで居ましたね。

ワンルームに男が2人で住んでたので今思うと超最悪ですね。

ーーもともと高校が同じだったんですっけ?

そうです。当時からお互いMPC持っていて彼も曲を作っていると知ってたんですけど、高校のときは特に交流があったわけではなかったです。

ーーそれが一緒に住むぐらいに仲良くなったのはどんなキッカケが?

PARKGOLFが高校卒業後に美容専門学校に通ってたのですが、かなり意識高い美容専門学生でクラブのお客さんを一眼レフで撮りまくっていて、その時たまたまクラブで再会してまだお互い曲を作っていたので「今度聞かせてよ」みたいな感じでだんだんと仲良くなっていきました。

ーー同居して、互いに曲を作っているといい影響とかもあったんですか?

ないです(即答)。PARKGOLFが新譜のHIPHOPをチェックしてたのでそれを機に僕も少しずつ聴くようになったぐらいかな。

ーーなるほど。いよいよ本題なのですが、FRUIT PARLORが始まった経緯を教えていただければと。

最近はクラブイベントでDJの他にトラックメーカーがライブで出演するようなケースが増えてきていて、それが現在のクラブイベントのひとつのスタイルとして主流にもなりつつあると思うのですが、そういったイベントではやはりトラックメイカーの人気が強いのでDJプレイが前座というか転換のような扱いになっちゃってる気がするんですよね。

バンドとかラッパーと共演する時なんかはそういうことはよくあったけど、トラックメイカーとの共演でもそうなるのかと。共演する出演者もDJのプレイとか昔よりあまり興味無くなってるような気がして、DJ自身もせっかく出演してるのにそれでいいのかよ! って思っていて…で、熱くなっちゃって以前DJへの叱咤激励のような気持ちでツイートしてみたんですが、いろんな人から「DJ vs トラックメイカー論」みたいに受け取られてしまって案の定燃えてましたね(笑)

ーーなるほど。それからFRUIT PARLORにつながってくるんですか?

なのでFRUIT PARLORはDJ専門のレーベルにしようとしていて。DJプレイだけで沢山の人から認められればそれでいいんだけど、なかなかそうもいかないし、曲を作ることだけが全てでは無いけどそれによって少しでも現場でのプレイを見てもらえるキッカケに繋がればなと思い始めた感じですね。

曲があると「この人こういう曲作ってるけどDJではこんな曲もかけるんだ」とまた一味違った感じでDJプレイも聴こえてくるだろうし。

ーーFRUIT PARLORに所属されている方は?

現段階では僕ひとりです。ただ、ロゴのデザインなどはハセガワショウヘイという札幌在住のデザイナーにお願いしてます。

ーーFRUIT PARLOR主催のパーティ「TOUR」はどういったパーティになるのでしょう

とりあえず初回は地元札幌で開催することになりました。今回は札幌在住で若干18歳のハナカミリュウくんと、同じく札幌在住で僕らと異なる界隈で活躍しているハウスDJのDJ 4LAさんを招いてやります。勿論全員DJです。

あとはデモ音源を持って来た方は入場料を割引にしてます。これは関西拠点で開催されていたAVVさん主催のINNITというトラックメイカーのライブ中心のイベントで「当日集めたデモ音源を最後にみんなで聴いて1番良かったアーティストに次回出演してもらう」という企画があって、それを参考にさせて頂いてます。

ちなみにそのINNITも奇しくもTOURと同じ4/6(金)渋谷CIRCUS Tokyoで久々に開催するという…僕ら世代はかなり影響受けたイベントなので行ける方は是非遊びに行ってみて下さい。

ゆくゆくは全国各地でその土地のDJ兼プロデューサーを呼んでDJプレイもロングセットで楽しめるようなパーティにできたらなと思ってます。東京でも各地のDJを集めてできれば。

僕らが東京に拠点を移す前って有難いことに僕ら地方在住のDJやアーティストを東京に招聘してパーティーをやることが頻繁にあったんですが、ここ最近減っている気がして。今も全国各地にかっこいいDJがいるのに。

その点でも昨年SeihoさんとOkadadaさんが渋谷WWW Xで開催したAT THE CORNERは良いイベントだと思いました。あのイベントが終わって他の都内のオーガナイザーもまた各地のカッコいいアーティストを呼ぶ流れになるのかなって思ったけど、あんまりそうはならなくて。

ーーいったん全国から演者を呼ぶという流れが落ち着いてしまったというのは体感としてありますね。

もちろん東京が全てではないけど、僕自身東京でも出演するようになってからは地元でも少ないながら予想してない方面のお客さんからも注目して貰えるようになって、以前よりパーティーの客層が厚くなったというのが実感としてあるので。

手助けというとおこがましいけど、各地のヤバいDJの活動の場を更に広げられたらいいなとは思ってます。プロ野球とかJリーグみたいに全国各地にヤバイ選手いるみたいな構図アガるじゃないですか。そういう風になったら面白いなと思いますね。

やっぱり東京は人口が多い分物知りな人もたくさん居るし、僕自身そこでDJをして色々学ぶこともあったので、それを地元に持ち帰ってそこから新しいインスピレーションを受けて曲作りやプレイに反映されたりで良い循環になるかなって。

ーー決戦!みたいな感じで各地のアーティストが揃うのはすごく夢があります。そもそもなんですが、レーベルが新たに始まるのってなんとなくひさしぶりな気がするんですがいかがです?

最近はあまりないかもしれませんね。各DJそれぞれが個人のレーベルを持ってる状況が僕自身の理想としてあって、そうすることによって「今の俺こんな感じのモードだよ〜」って自分のその時々のポーズを伝えやすいし。おのおの競争でもないけど「あいつのとこリリースしたし俺のとこも…」みたいな感じで連鎖してそれによってDJ自身の自力も上がっていくんじゃないかと思ってます。

あとさっきの話に少し戻りますが、クラブイベントでトラックメイカーによるライブが毎週のように続いてしまうと、当然トラックメイカーは自分の曲だけで勝負する訳だから、プレイがマンネリして飽きられてしまうとトラックメイカー自体にとっても損だと思うんですよね。

ただ、クラブは毎週のように営業しないといけないし、そもそも毎週のようにプレイ内容を修正できるDJ自体に人気があればそんなこと起こらないし、DJは自力をつけないといけないですよね。

ーーLIVEとはいいつつも、決まったことをやるだけじゃんという

ぶっちゃけ人によってはPCで立ち上げたプロジェクトに波形を並べて再生したものにエフェクトかけるだけとか、それ一本wavにエフェクトかけてるだけじゃん!みたいな。

作りためた楽曲を爆音で鳴らす訳だから、自身の研究の成果の発表みたいなところはあるけど、それが同じ内容で毎週のように続くとなると客も演者もお互いキツいと思うんですよね。

ただ、トラックメイカーも毎回呼ばれて飽きられないようにちゃんと工夫している所はあると思うんですけどね。

ーーだとすると「FRUIT PARLOR」にはどんな人からのdemoが欲しいというのはありますか?

自分の環境を変えたいという気持ちがある人の楽曲は全力でサポートしたいですね。理想のペースとしては月1ぐらいでリリースできるといいなと思ってます。

ーーそんなBUDDHAHOUSEさんのレーベル「FRUIT PARLOR」からの最初の正式リリースはどんな音源に…?

まずは僕のEPがリリースされます。EPといっても8曲入りなのでほぼミニアルバムのような内容になってます。自分の声を入れたり、今までは外部のシンセから音を取り込んでたんですがようやくVSTを活用してみたり、制作面でも色々と挑戦しました。BPMや曲調もバリエーションが豊富なので聴きごたえあると思います!

DJとしてのあり方を、DJ兼トラックメイカーとして活躍しているからこそ深く考えているBUDDHAHOUSE。彼が主催するFRUIT PARLORでは音源の募集はもちろんTOURというレーベル主催パーティも実施される。これからのレーベルの動きに注目しつつ、我こそは!という人は臆すことなく一步踏み出してFRUIT PARLORの扉を叩いてみて欲しい。

Photo by toshimura

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